現在進行中の研究課題および参画プロジェクト

ミリ波・サブミリ波帯超伝導ミクサの開発
宇宙からの微弱な電波の検出器となるジョセフソン接合(SIS接合)を用いた高感度・広帯域・広ダイナミックレンジのミキシングデバイスを開発しています。
*本研究成果の投稿論文
*学会発表(2021年日本天文学会秋季年会)
*学会発表(2018年日本天文学会春季年会)

ミリ波・サブミリ波帯導波管機能回路の開発
導波管を用いたフィルタ、偏波分離器、ハイブリッドカプラ、マルチプレクサなどの機能回路を開発しています。
*本研究成果の投稿論文
*本研究成果の投稿論文
*学会発表(2020年日本天文学会春季年会)
*学会発表(2018年電子情報通信学会総合大会)

電波望遠鏡受信機システムの開発と運用
これまでに40GHz帯から345GHz帯まで計13台の受信機システムの開発に携わり、国立天文台や大学が運用する様々な電波望遠鏡や大気ラジオメータへの搭載と、立ち上げ・運用を行っています。
*本研究成果の投稿論文
*本研究成果の和文記事
*本研究成果の和文記事
*大阪公立大学1.85望遠鏡のホームページ
*ASTE(アステ)望遠鏡のホームページ
*NANTEN2サブミリ波望遠鏡のホームページ
*科学研究費助成事業データベース

テラヘルツ波帯における超伝導導波管の実用化に向けた研究
超伝導体を材料に用いた「超伝導導波管」を開発し、特にテラヘルツ波帯の伝送損失を低減させる研究を行っています(科研費・挑戦的研究(開拓)により実施)。
*本研究成果の投稿論文
*本研究成果のプレスリリース
*科学研究費助成事業データベース
*科学研究費助成事業データベース

大規模ヘテロダインマルチビーム受信機の開発
ミリ波・サブミリ波帯で100-1000ピクセルクラスのヘテロダインアレイ受信機の実現に向けて、集積型超伝導平面回路素子の開発などに取り組んでいます。
*本研究成果の投稿論文
*学会発表(2024年日本天文学会秋季年会)

ミリ波帯周波数可変バンドパスフィルタの開発
ミリ波帯で、中心周波数と通過帯域幅が任意に変えられる導波管型の可変バンドパスフィルタを開発しています(特許出願中)。
*学会発表(2023年電子情報通信学会総合大会)
*学会発表(2023年日本天文学会秋季年会)

活動的な銀河の熱源診断プローブの研究
超巨大ブラックホールを中心に擁する活動銀河核(AGN)や爆発的星形成(スターバースト)銀河核などの極端に高い活動性を持つ銀河の化学組成や物理状態の関係をALMA望遠鏡などを用いて観測的に調べています。
*本研究成果の投稿論文
*本研究成果の投稿論文
*本研究成果のプレスリリース
*本研究成果のプレスリリース
*本研究成果のプレスリリース
*科学研究費助成事業データベース
*国立天文台ALMA望遠鏡のホームページ

分子雲衝突による星形成メカニズムの研究
野辺山45m望遠鏡による近傍の大質量星形成候補天体の一酸化炭素分子輝線観測データを使用し、分子雲衝突現象を起源とする星形成メカニズムを調べています。
*国立天文台野辺山宇宙電波観測所のホームページ

集積超伝導分光器によるサブミリ波輝線強度マッピング
南米チリのASTE望遠鏡に超伝導共振器を用いた分光撮像カメラを搭載し、データ科学の手法を導入した観測によって、宇宙最初の20億年における炭素イオンの輝線強度揺らぎを検出・測定する計画です(科研費 特別推進研究・分担により実施)。
*科学研究費助成事業データベース
*広帯域分光装置DESHIMAのホームページ

ミリ波分光によるダークマター検出実験
超軽量なダークマターである「ダークフォトン」をミリ波・サブミリ波帯の超伝導受信機を用いて検出することを目指しています(科研費 基盤研究(A)・分担により実施)。
*科学研究費助成事業データベース

次世代大型サブミリ波望遠鏡(LST)計画
ミリ波・サブミリ波帯において広い視野・広い波長域を一挙に観測することができる50m級の大口径望遠鏡を南米チリに建設し、新たなディスカバリー・スペースを開拓する計画に参画しています。
*LST大型サブミリ波望遠鏡のホームページ

Energetic Particle Chain
太陽を起源とする高エネルギー粒子が磁力線に沿って地球に降り込む現象(EPP)が起きた時に、中層・下層の大気環境がどのような影響を受けるかについて、北極と南極に設置したミリ波ラジオメータを用いて観測的に調べています(科研費 基盤研究(A)・分担により実施)。
*名古屋大学ISEE融合研究のページ
*科学研究費助成事業データベース
*科学研究費助成事業データベース
過去に実施した研究課題
- 東大60cmサーベイ望遠鏡(あまのがわ望遠鏡)用230GHz 2SB受信機システム開発および科学観測(2003~2010年度)
- 大阪府大1.85cm望遠鏡の開発(2003~2008年度)
- ATF(ALMA Test Facility)日本製アンテナ用100GHz/230GHz受信機の開発(2003~2008年度)
- 野辺山45mミリ波受信機用100GHz 2SBシングルビーム受信機(T100)の開発(2007~2012年度)
- 野辺山45mミリ波受信機用100GHz 2SBツービーム受信機(TZ)の開発(2008~2012年度)
- 野辺山45mミリ波受信機用100GHz 2SBマルチビーム受信機(FOREST)の開発(2008~2012年度)
- 名古屋大4mサブミリ望遠鏡(NANTEN2)用マルチビーム受信機(NASCO)の開発(2012~2024年度)
- 名古屋大大気環境計測用ミリ波分光ラジオメータの開発及び運用(2012~2024年度)
- 野辺山レガシープロジェクト「ラインサーベイ(系外銀河)」(2009~2018年度)